Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Krasznahorkay, A.*; 秋宗 秀俊*; Van den Berg, A. M.*; Blasi, N.*; Brandenburg, S.*; Csatls, M.*; 藤原 守; Gulys, J.*; Harakeh, M. N.*; Hunyadi, M.*; et al.
Nuclear Physics A, 731, p.224 - 234, 2004/02
被引用回数:71 パーセンタイル:94.36(Physics, Nuclear)中性子スキン厚を測定する方法を議論し、最新の実験結果をSnとPbについて紹介する。巨大双極子共鳴を励起する方法がその一つである。この方法では中性子スキンの相対的大きさを測定した。スピン反転双極子共鳴を励起するのが二つ目の方法で、Sn原子核に対して行った(He,t)反応から得た結果は、以前の実験結果や理論と良い一致を示している。
Gulys, L.*; Fainstein, P. D.*; 白井 稔三
Physical Review A, 65(5), p.052720_1 - 052720_9, 2002/05
被引用回数:16 パーセンタイル:58.22(Optics)一電子捕獲を記述するための連続状態歪形波(CDW)近似を拡張するために、捕獲される活性電子と残留イオン及び入射イオンの相互作用を記述するモデルポテンシャルを導入した。具体的にH及びHe原子と完全及び不完全電離イオンの衝突における一電子捕獲断面積を計算し、実験データ,本計算結果と従来の(捕獲される活性電子の初期及び終状態を解析関数で近似する)CDWモデルによる計算結果を比較した。実験データが存在するプロトン-Heの衝突における電子捕獲の終状態依存性について、従来の計算法に較べて、今回開発したCDW近似の拡張版の方が実験結果により良く一致する。両者の差の原因について考察した。本CDW近似の拡張版では、不完全電離イオン内の非占有軌道数の占有割合を考慮出来るため、電子捕獲断面積の入射イオンの電荷数依存性を計算することができる。
Gulys, L.*; Fainstein, P. D.*; 白井 稔三
Journal of Physics B; Atomic, Molecular and Optical Physics, 34(8), p.1473 - 1483, 2001/04
被引用回数:5 パーセンタイル:31.37(Optics)高エネルギーイオン衝撃による原子の1電子電離における多重散乱事象の効果を歪形波ボルン近似(DWB)におけるイオンの散乱角、放出電子エネルギーと放出角に関する3重微分断面積を解析することにより評価した。その結果、2重散乱項は特定の散乱角で3重微分断面積にピーク構造をもたらすとともに広い放出電子エネルギーと放出角に対して主要な寄与をしていること、また低エネルギー電子放出の場合高次項の効果は無視できなくなり、量子力学的な双極子散乱効果が現れることがわかった。入射イオンとほぼ等速の電子放出に対して束縛状態への電子捕獲機構との対応を調べた。その結果、電離に対するDWB近似は電子捕獲に対するOppenheimer-Brinkman-Kramers近似に対応することがわかった。
Gulys, L.; Kirchner, T.*; 白井 稔三; Horbatsch, M.*
Physical Review A, 62(6), p.022702_1 - 022702_5, 2000/08
3.6MeV/amu Au+Ar衝突における電子放出に対する二重微分断面積をcontinuum distorted wave with eikonal initial state近似で計算した。最近低エネルギー電子放出スペクトルで観測された構造[Moshammer et al., Phys. Rev. Lett. 83, 4721 (1999)]は、解析に用いられた標的原子アルゴンのHartree-Fock-Slaterポテンシャルの欠陥に起因することがわかった。電子交換相互作用をより厳密に取り込んだ最適化ポテンシャル法によりアルゴンを取り扱えば、そのような構造は現れない。
鈴木 慎悟; Gulys, L.; 島倉 紀之*; Fainstein, P. D.*; 白井 稔三
Journal of Physics B; Atomic, Molecular and Optical Physics, 33(17), p.3307 - 3318, 2000/00
被引用回数:8 パーセンタイル:41.74(Optics)ベリリウムイオンとヘリウム原子の衝突における、電子捕獲反応断面積を理論的に求めた。35keV/amu以下のエネルギー領域においては、BeとBeの系に対して、分子基底展開法に基づいた緊密結合法を用い、100keV/amu以上の高エネルギー領域においては、CDW法に基づく計算を行った。本研究で得られた断面積は、これまでおもに中間エネルギー領域で行われてきた原子基底展開法に基づく計算値などとよく一致することがわかった。